■ 抄録・要旨
| 調査は53機関が参加し、湿性沈着72地点、乾性沈着57地点(フィルターパック(FP))法:32地点、パッシブ法:42地点)で調査を実施した。
FP法の測定結果から、乾性沈着推計ファイルVer.4-1を用いてインファレンシャル法による乾性沈着量の推計を行った。平成21年度の乾性沈着量(ガス+粒子)は、非海塩由来硫酸成分が2.0(伊自良湖)〜25(鹿児島)(平均値9.4)mmol m-2 year-1、硝酸成分が1.5(母子里)〜46(太宰府)(平均値17)mmol m-2 year-1、アンモニウム成分が3.8(伊自良湖)〜30(豊橋)(平均値13)mmol m-2 year-1だった。
乾性沈着量が沈着量に占める割合(Dry/(Dry+Wet)×100(%))は、硫酸成分が4.7%(伊自良湖)〜57%(海南)(平均値29%)、硝酸成分が4.9%(伊自良湖)〜66%(神戸須磨)(平均値37%)、アンモニウム成分が6.8%(伊自良湖)〜59%(海南)(平均値32%)だった。
|